トヨタ系ディーラー店舗看板
(パラペットサイン)ビジネス事例紹介

”ものづくり企業” 日軽産業のプロデュース力

トヨタ自動車様が、新VI(ヴィジュアル・アイデンティティ)の導入を計画し、パラペットサインに求める『軽量』『高品質』『低コスト』『迅速な製品開発』『安定供給』などの条件を満たす製品開発の取組を開始しました。そして、日軽金グループ3社を始め他業種10社をとりまとめ、お客様の要望に満足できる製品を開発・完成させることができ、トヨタ店・カローラ店のパラペットサイン推奨品製作メーカーとなることができました。 当社は、独自の受発注・生産管理システムを構築し、わずか1年4ヶ月で全国924店舗のご注文を頂き納品いたしました。

プロジェクトリーダーが語る
成功のカギと今後の展望

トヨタ店・カローラ店のパラペット看板の
推奨品政策メーカーになったのはどういった点が奏功したのでしょうか?

A.トヨタ自動車様が軽量、高品質、低コストの看板を 製作できるメーカーを探しているという情報をキャッチしました。

私たちは、お客様は何を求めているかを徹底的に調査し分析しました。そして、日軽金グループのネットワークをフルに活用するなどして、お客様の様々な要求に応えられる製品を完成させ、推奨品製作メーカーとなりました。 ポイントは、製品設計から製品完成までスピーディに対応したことだと思います。

  1. 軽量
  2. 高品質
  3. 低コスト
  4. ネットワーク
  5. スピーディー

推奨品制作メーカーとなった以降の
活動の中心はどういうものでしたか?

推奨品製作メーカーになっただけでは受注したとは言えず、 販売先となるディーラー様からの信頼を得ること、 つまり軽量、高品質、低コストな製品を、 短納期で安定供給ができることが受注活動において重要なことでした。

その為に独自の受発注・生産管理システムを立ち上げ、部材の購入計画や生産体制を確立させたり、ディーラー様・施工業者様向けに発注マニュアル・施工要領書・取扱説明書・Q&A集などを工夫整備しサポート体制も充実させました。 私たちは、お客様は何を求めているかを徹底的に調査し分析しました。そして、日軽金グループのネットワークをフルに活用するなどして、お客様の様々な要求に応えられる製品を完成させ、推奨品製作メーカーとなりました。 ポイントは、製品設計から製品完成までスピーディに対応したことだと思います。

  1. 部材の購入計画
  2. 生産体制
  3. 発注マニュアル
  4. 施工要領書
  5. 取扱説明書
  6. Q&A集

このビジネスを成功させるために
特に苦心されたことはどんなことでしたか?

やはり短納期・多品種(約200種類)に対応する受発注・生産管理システムの 確立に尽きると思います。推奨品製作メーカーになったものの、 実際にはどれくらいのオーダーがあるのかとか、 納期の集中具合や先行手配によるデッドストック懸念など課題は多かったですね。

そこで、約200種類の商品ユニット(部品点数約6,000種)全てにおいて、 受注後1ヶ月での納品を死守する為に、いつどの部品がどれだけ必要になるのかを、 出荷傾向データや客先ヒアリングの結果、製造にかかる日数、製造ロット数、 在庫数を勘案し緻密な計画を立て、欠品によるロス、 過剰在庫によるロスを極力なくすことに注力しました。 結果的には納期遅延もなく、デッドストックも最小限に抑えることができました。

うれしい悲鳴ですが、1ヶ月間で180物件を納入した事もありました。 その時は1日の出荷がトラック80台分もあって、 広い生産工場にトラックが入りきれないなんてこともありました。

  1. デッドストック
  2. 約6,000種
  3. 出荷傾向データ
  4. 客先ヒアリング
  5. 過剰在庫

日軽産業さんはアルミの専門商社と思っていたのですが?

当然アルミメーカー傘下の商社ですのでアルミはもちろんのこと 他素材と組み合わせてプロデュースすることも商社としては当然の活動だと思います。

仕入れに関しても日軽金グループに納入している各分野のメーカーから有利な調達ができたり、 グループの力を活かせることも強みですのでアルミプラスαの機能を発揮し お客様の要望に応えています。

  1. 他素材と組み合わせ
  2. 日軽金グループ
  3. 有利な調達

将来を見据えた具体的なビジネスプランはありますか?

日軽金グループには全国への物流網を持つ物流会社、 受発注・生産管理システムの構築を行なうシステム会社、 アルミの押出にとどまらず、組立て加工、 表面処理までできるメーカーなど主要会社だけでも40社もあり、 それらと他メーカーの製品、技術を組み合わせることにより新たな商品開発、 スキームは様々な分野に応用できます。

特に今後ますますの発展を見せるであろう『エコビジネス』においては アルミの特性である放熱性、軽量、高強度、リサイクル性を大いに活用し、 アルミにこだわりつつも様々なコラボレーションでチャンスを広げたいと考えています。

  1. 物流会社
  2. システム会社
  3. エコビジネス
  4. 放熱性
  5. リサイクル性
  6. コラボレーション